ため池浚渫工事
ため池浚渫(しゅんせつ)工事
ため池浚渫工事は、ため池に堆積した土砂を撤去して貯水容量(洪水調節容量)を確保することにより、下流農地等の湛水被害を防止する工事です。
長年の土砂堆積を工事により貯水容量を回復させたり、決壊リスクの軽減や水質改善など、浚渫工事には様々な目的があります。
健基興業では、事前調査で浚渫範囲と浚渫深を協議し、汚濁防止膜設置して施工を行っており、農業用ため池·河川·調整池·堀池など幅広く対応し、防災·減災対策としても役立っています。
ポンプ浚渫工
ポンプ浚渫工は、水中掘削機は台船から吊り下げて使用します。ケーシング内をポンプの吸引力によって浚渫し、底質を効率的に掘削·除去する工法です。
水中掘削機は、台船から吊り下げて水中へ投入し、掘削ケーシングと呼ばれる筒状の構造物内に設置します。
施工範囲をケーシングよりも10cmほど大きく設定することで、確実に施工範囲内の底質を処理できます。
ポンプ浚渫工のメリット
- ポンプを使って大量の土砂や泥を吸引できるため、大規模な浚渫が短期間で行えます。
- 堆積物の深さや形状に合わせた柔軟な調整が可能です。これにより、必要な部分だけを効率的に浚渫できます。
- ケーシングにより施工範囲が限定されるため、掘削に伴って発生する濁水が周辺に拡散されることがなく、ため池の貯留水の再汚染リスク低減し、環境への影響を最小限に抑えることができます。
濁水処理工程の流れ
①台船から送られてきた浚渫水は、まず土ふるい機で大型の有機物などを除去します。
②その後、現水槽で濁水中の固形物濃度を一定に調整してから、攪拌槽へ送られます。
③攪拌槽では凝集剤※を添加し、攪拌することで、濁水中の微細な固形物が集まって大きなフロック(固まり)を形成します。
④このフロックと清澄水が分離され、清澄水は放流水槽を経て、原則としてため池に戻されます。
⑤一方、形成されたフロックは搬送間管を通って脱水工程へ送られます。
※凝集剤とは?
水中に分散した物質を凝集させるために使用される薬品です。
健基興業では、分析·安全性の品質証明証を得た凝集剤を使用しています。
よくある質問
しかし、推進工事や地盤改良工事等から発生した泥土は、廃棄物処理法上の「汚泥」に該当するため、中間処理施設や管理型処分場で適正な処分が必要です。
ため池浚渫工事なら健基興業へお任せ下さい
健基興業では、地域住民の皆様への配慮を徹底したため池浚渫工事を行っています。
工事関係車両は交通法規を遵守し、特に児童·生徒の登下校時間帯には細心の注意を払っております。
また、安全面に加え、環境保全にも十分配慮した施工を全作業員一丸となって取り組んでおります。
浚渫工事はもちろんのこと、地盤改良、地盤補強から基礎杭工事、杭撤去工事など、民間土木工事からインフラ土木工事まで幅広く承っております。
全ての工事において、無事故·無災害を目標に施工を行ってますので、安心と信頼に応える「健基興業」をぜひご利用下さい。